溢れるアイが空にハバタイテ

16卒ジャニヲタ就活生

走り出せば、間に合うのかな

甘い想い出も、苦い想い出もある場所がテレビに出てた。
わたしの青春を語る上では、外せないはずなのに忘れがちな競技場。長い付き合いになった人とも、半年足らずで終わりを迎えた人とも、あの場所では思い出がある。


短い付き合いだった彼は陸上部だったが、走者系の選手ではなかったため、リレーでの勇姿を見届けることができた。その頃の私は部活に生徒会に忙しく、体育祭の進行を頭に入れることで精一杯だったが、生徒会の権力を使って、トラック近くで担任と二人並んで、彼を応援したことは今でも覚えてる。


長い付き合いだった彼に想いを告げられずにいた最後の体育祭でせめて彼の勇姿を近くで見たくて、近くで応援したくて、スタート付近に陣取ったあの秋。結果は散々だったけど、彼を応援できたこと、そして私が彼に好意を持ってから初めて撮ったツーショット写真のことは今でも覚えてる。


もう二度と見ることのないと思っていた競技場だったけれど、想い出が甦るくらいには思い入れがあって、私も青春していたんだなと思い出す。